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2022年度 地球惑星科学実習Ⅲ(海洋実習)について

今年度も喜界島にて海洋実習を行います。学部3年生で参加希望の方は7/22までに参加申し込みフォームにて参加登録をお願いします。質問のある方は山崎までメールで連絡ください。

担当 山崎 敦子・清川 昌一

講義題目:海洋実習(炭酸塩堆積学)

サンゴ礁が形成される環境とその過程、地球環境変動との関わりについて講義・実習・議論を通じて学びます。

日程:2020年9月27日(火)〜29日(木)の2泊3日

開催場所:鹿児島県 喜界島 現地集合・現地解散

(遅くても前日の26日あるいは27日早朝のフェリーにて来島すること)

授業概要:

以下の3つをテーマに実習を行う。

1)炭酸塩地球化学と生物礁の形成

 現生のサンゴ群落における海底地形の計測、ライントランゼクト法による底質調査、海水の地球化学分析を通じて、海洋で生物源炭酸塩が形成される環境と過程を理解し、その特徴を捉える。

2)完新世の離水サンゴ礁と人々の暮らし

 喜界島の完新世の離水サンゴ礁の地形と組成の変化、サンゴによる石灰化量の推定を行い、完新世の気候変動とサンゴ礁形成の関係を議論する。また、完新世の遺跡や出土品、現在の集落の様子から気候・海洋環境と人々の暮らしの関係を考える。

3)琉球層群と後期更新世の気候変動

 南西諸島に広く分布する琉球層群の特徴を学び、後期更新世の気候変動と琉球層群の形成過程を理解する。

キーワード:

炭酸塩堆積学、炭酸塩地球化学、サンゴ礁、後期更新世、完新世、気候変動、考古学

実習内容:別添資料参照。現地集合、現地解散のため、集合時間〜解散時間の間は喜界島にいること。

持ち物(普段の巡検の準備に加えて必要なもの):保険証、水着(ラッシュガードがあればより良いです)、底の厚い靴(岩場を歩きます)、タオル(宿には用意がありません)、暑さ対策、日焼け対策、虫対策は各自で準備すること。ヘルメット、ルーペは各自、地惑事務室で借りてくること。

  1. 参加者は学研災に必ず加入してください。シュノーケリング実習では教員(ダイビングライセンスおよび潜水士の国家資格を持つ)とシュノーケリングインストラクターが1名同行し、安全に実習を行います。ライフジャケットの着用、レスキューブイ等の安全対策もします。海に入ることが難しい場合は海岸での実習に切り替えます。海に入れない人は違う実習を行います。
  2. 北海道大学大学院の講義との共同開催です。
  3. 現地集合・現地開催なので、その前後はどのような予定を立てていても構いません。安全に気をつけて来てください。
  4. 喜界島に長くいたい人はご相談ください。滞在する喜界島サンゴ礁科学研究所にはインターンシッププログラムがあります。
  5. 台風などで喜界島に渡れなかった場合は、日程の変更あるいは後日、補講を準備します。

参加申し込みフォーム (7/22まで)